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未来人福音説(未来人福音説)

 

   銀河の果てにとある惑星があった。その惑星は病んでいたこのままではこの惑星は滅んでしまう。そう考えた『目』をシンボルとするその惑星の影の支配者たちは、ある計画を立てた。その計画とは一部の優れた人々を宇宙ステーションに避難させ、そこからキラー衛星で地上に残された人々を焼き殺した後、彼らだけでその惑星を独占すると言ったものであった。まさに最後の審判計画、ノアの箱舟計画、空中携挙計画、不要人類抹殺計画であった。そしてこの計画は実行された。

 

しかしそううまくはいかなかった。宇宙から攻撃した兵器は電磁派などのクリーンなものであったが、地上に残された人々が全面核戦争を始めてしまったのだ。その結果、その惑星は人の住めない死の惑星となってしまったのだ。彼らは自らの手で、エデンの園を焼き滅ぼしてしまったのだ。その結果、彼ら陰謀者は宇宙に閉じ込められ、後悔と絶望の内に、宇宙ステーションの中で死んでいった。しかし彼らの子孫は、第二の故郷となりうる惑星を求めて、宇宙の果てに旅立って行った。実に、千年以上の長きに渡り、彼らは宇宙を放浪することになるが、宇宙には、彼らの祖先が破壊した惑星ほど素晴らしい惑星はなかった。この宇宙空間という底知れぬ穴に封印された千年間の間に、彼らの体はすっかり宇宙人になってしまったものの、バイオテクノロジーによる永遠の生命を開発する。そしてとうとう彼らは彼らの祖先が破壊した惑星を復活させる方法を開発する。その方法とはタイムマシンであった。

 

彼らは、とうとう帰って来たのだ、彼らの祖先が破壊した惑星地球に。そして、1999年7月から始まった不要人類抹殺計画、スペースコロニー計画、SDI計画を早い段階で阻止し、地球の地震活動が活発になるころを狙って、疫病をばら撒いたのだ。その疫病はあまりにも凄まじく、大飢饉、暴動、最終戦争を引き起こしたのだ。
そして、彼らはころあいを見計らい、食糧と石油を持って降臨してきたのだ、もちろん特効薬も持って。人々は彼らを救世主であると信じた。しかし彼らの支配体制が整うと、生き残った四分の一の人々も奴隷にしてしまったのだ。彼らこそ悪魔、悪魔的未来人だったのだ。

 
また、少数だが心優しい別のグループの未来人もいた。彼らも陰謀者の子孫であり、不毛の宇宙空間という砂漠を放浪し、その指導者ヨシュア中心にまとまっていた。彼らがタイムマシンを完成した時には、彼らが帰って住むはずの美しい地球が、悪魔的未来人に奪われ、その上その住民は奴隷にされてしまったのである。彼らはこの時間の世界に先行する時間の世界で、これらのことを直接警告したが、地球人には理解されなかった。

 
そこで、彼らは地球人を、教育することにした。彼らは地球人の教育役、天使になったのだ。彼ら天使的未来人は、6千年前まで遡り、宗教と預言を残したのだ。そして時が来たら、宗教や預言の本当の意味が分るように仕組んでおいた。そしてその時が、とうとうやって来たのだ。
実は聖書の出エジプト記からヨシュア記は、天使的未来人の地球奪回計画を記した物語である。エジプト人に災いを与えてエジプトの地を出ていったイスラエルの民は、神の怒りを買い、シナイの砂漠を放浪し、ヨシュア中心にまとまり約束の地、パレスチナに帰ってみると、その住民は邪悪な神(悪魔的未来人)に仕えていた。ここに、ヨシュアを中心とする約束の地奪回計画が始まる。このヨシュアのギリシヤ語読みこそイエーズス。ヨシュアこそイエスキリストだったのである。イエスとは、天使的未来人の象徴の名だったのである。

 

    

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